悪魔くん魔界の罠

悪魔くん 魔界の罠

タイトル悪魔くん 魔界の罠
機種ファミリーコンピュータ悪魔くん魔界の罠|ファミコン(FC)|バンダイ
型番BA-AKUMA
ジャンルRPG
発売元バンダイ
発売日1990-2-24
価格5,800円(税別)
関連作品水木しげる 関連
ストーリー
 悪魔くん登場 !! 世界が君を待っている !

埋れ木真吾は見えない学校の校長ファウスト博士によって、一万年に1人現れるという「悪魔くん」であると認められた。
悪魔くんに与えられた使命は12使徒と共に、悪い悪魔によって人間にもたらされる様々な不幸をなくし、人間界に幸な永遠の楽園を創り出すことにある。
しかし、すでに世界各地で、悪い悪魔たちによる事件が起き始めていた。
一刻も早く悪魔くんは、見えない学校で仲間たちと修行をし、残りの12使徒を探し出し、世界の平和のために戦わなければならない !
行け ! 悪魔くん ! エロイムエッサイム ! 夢よ、とどけ君の心に !

説明書より

ゲームの特徴

プレイヤーは主人公・埋れ木真吾、通称「悪魔くん」となり、世界各地に起きている悪魔による事件を解決していきます。目標は、正義の悪魔である12使徒を仲間に加え、人間界に災いをもたらす悪魔たちを退治することです。世界を移動するフィールドとダンジョンは見下ろし視点、町の中は横視点で描かれ、住人との会話や施設の利用を通じて冒険の手掛かりを集めます。敵との戦闘はターン制で、主人公はタロットカードを使って攻撃し、12使徒はそれぞれ異なる能力や魔法で援護します。

本作の大きな特徴は、12使徒の召喚と「魔法陣魔法」の研究です。移動中に連れて歩ける使徒は最大3人ですが、戦闘中はCP(コントロールパワー)が許す限り、ほかの使徒も召喚できます。ただし、使徒には「機嫌」があり、悪くなると命令を聞かなかったり、戦闘から離脱したりするため、召喚する相手や「ソロモンのふえ」を使うタイミングが重要になります。また、主人公は6種類の魔文字を組み合わせ、魔界の研究所で実験することで新しい魔法陣魔法を習得できます。町の住人からヒントを集めて魔法を発見する仕組みは、探索を戦闘や成長と結び付けています。一方、戦闘メッセージの速度を変更できず、長い演出を繰り返し見る場面があるため、戦闘のテンポには課題もあります。

AI評価:★★★☆☆(3.7 / 5.0)

  • ストーリー(★★★☆☆): 一万年に一人現れる「悪魔くん」として認められた真吾が、12使徒と協力して世界各地の悪魔に立ち向かうという、原作の設定に沿った物語です。冒険の目的は分かりやすい一方、物語の説明や結末は簡潔で、人物のドラマをじっくり掘り下げる構成ではありません。
  • オリジナリティ(★★★★☆): 12使徒を自由に召喚できるシステムに加え、使徒の機嫌によって行動や協力度が変化する仕組みが、戦闘に独特の駆け引きを生み出しています。さらに、魔文字を組み合わせて魔法を研究するシステムにより、単にレベルを上げるだけではない発見の楽しさがあります。
  • システム(★★★☆☆): CPを消費して使徒を召喚・指揮し、使徒の自動攻撃と命令による魔法を使い分ける仕組みは、状況に応じた戦術を考える余地があります。一方、機嫌の管理や魔文字の消費、長い戦闘演出が重なり、戦闘を繰り返す場面では操作と待ち時間が負担になりやすい構成です。
  • グラフィックス(★★★☆☆): フィールド・町・戦闘で視点を切り替え、主要キャラクターには顔グラフィックも用意されています。使徒や敵の姿が区別され、魔法陣魔法や召喚の演出も作品の世界観に合っていますが、基本的な画面構成は比較的簡潔です。
  • やりこみ度(★★★☆☆): 12使徒の組み合わせや、魔法陣魔法の研究によって、攻略方針を変えながら冒険を進められます。各使徒の能力や魔法を把握し、敵の弱点に合わせて編成を考える楽しさはありますが、物語は一本道で、クリア後に遊びを大きく変えるモードは限られています。
  • 難易度(★★★☆☆): 使徒の能力や敵の弱点を理解し、回復・召喚・魔法を適切に使えば戦闘を有利に進められます。ただし、機嫌の悪化による命令拒否や離脱、戦闘演出の長さが重なるため、敵の強さだけでは説明できない難しさやテンポの悪さが生じる場面もあります。
  • 良い点: 12使徒は攻撃・回復・補助などの役割が分かれており、戦闘中に必要な相手を追加召喚できるため、敵や状況に合わせて編成を組み替える楽しさがあります。さらに、町で得たヒントをもとに魔文字を研究し、新しい魔法を発見する仕組みが、探索そのものにも攻略上の意味を与えています。
  • 不満点: 使徒の機嫌が悪くなると、必要な場面で命令を聞かなかったり、勝手に魔界へ帰ったりするため、戦闘の計画が崩れることがあります。また、戦闘メッセージの速度変更や演出スキップに対応しておらず、ソロモンのふえなどを繰り返し使うほど戦闘が長引き、せっかくの召喚システムの面白さを損ねやすい点は惜しまれます。

【総評】 12使徒を召喚して戦わせる仕組みと、自分で魔法を研究して習得するシステムが、RPGの成長や戦闘に独特の広がりを与えています。使徒ごとの得意分野を把握し、CPや機嫌を管理しながら戦う過程には、単にレベルを上げるだけではない戦略性があります。魔文字の組み合わせを探る楽しさもあり、町での情報収集が冒険や育成に結び付いている点も魅力です。一方、戦闘演出の長さや機嫌による行動の不安定さ、パスワード方式による再開の手間など、快適性には改善の余地があります。原作の世界観に関心がある人はもちろん、仲間の使い分けや独特な育成システムを試したいRPGファンにも向いた作品です。

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悪魔くん魔界の罠|ファミコン(FC)|バンダイ

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